前回、鍼灸における刺激の重要な要素がありましたが
今回は、具体的にどのような事を気をつけるのかです。
刺激の質とは・・
ハリの機械的な刺激とお灸の温熱刺激の事です。
刺激の量とは・・
《ハリの刺激が強いのは》
太く・長い、刺入が深い、抜き差しの速度が速い、置鍼時間の長い、鍼の本数が多い。
《お灸の刺激が強いのは》
大きく捻る、硬く捻る、速く燃焼させる、壮数が多い。
この他にも、鍼に手技(出し入れしたり、回したりなど動きを加える)により刺激量を多く加えたりもします。この逆をすれば刺激は弱くなります。
刺激に対する感受性とは・・
《一般的に刺激に敏感とされるのは》
女性・子供・高齢者、痩せてる方、精神労働者(⇔肉体労働者)、頭顔面・四肢末端、鍼灸未経験者。
これらの事を念頭に置きながら
患者さんの症状の強さや辛さも考慮して、適切な刺激を加えていかなければいけません。
毎回、適切な刺激で治療が行えるように、精進が必要ですね!