本日も気温、湿度ともに低いので
体調にはご注意ください。
今日は、鍼灸のルーツについてです。
東洋医学には、鍼灸と漢方がありますが
漢方は揚子江流域に起こったもの
鍼灸は黄河流域に起こったものだそうです。
これらが中国から日本に入って来たのは、飛鳥時代(6世紀)と
いわれています。
特に江戸時代に最盛期を迎え、この頃に日本独自の鍼に変化していきました。
中国鍼は長く・太い鍼を使用しますが
日本の鍼は、中国鍼と比べれば細く・短めの繊細なハリといえば分かり易いでしょうか。
一番の違いは、鍼を刺入する時に筒(鍼管)を用いることで
刺入を容易にし、痛みを殆ど与えないことです!
その後、江戸末期から西洋医学が持ち込まれ、医学の主流ではなくなりましたが。。
しかし現代において、医学の進歩があっても解決できない病気、症状が増えいます。
外科的治療、薬物療法などで、患者さんの身体に大きな負荷がかかる事を
考えると
鍼灸治療に興味をもって頂けたり、見直されれば
いち鍼灸師として嬉しいことと思います(^_^)