今週に入り、日中の気温が上がってきましたので
そろそろ桜の開花も近いでしょうか。
今日は、整(接)骨院の自賠責保険ついてです。
自賠責保険とは交通事故に遭われた方が利用できる保険です。
殆どの方は整形外科、または整(接)骨院を利用されると思います。
自賠責での治療では、患者様は自己負担がありませんので
当然無料で治療が受けられます。
あるのは限度額120万というだけで、一回の治療費には基準がなく自由に治療院側が決められます。
先日、整骨院(接骨院)による自賠責保険の不正な請求(治療日数の水増しなど)が
横行しているというニュースがありました。
最近の5年間で事故件数が減少しているのにも関わらず
診療費は1.5倍増のようです。
この背景には患者様は無料で治療が受けられ、治療日数分の慰謝料も入り
治療院側は健康保険の治療費より患者単価が上がり、大きな儲けになる。
よって双方にとってメリットがあるからでしょう。
もちろん正しく請求している治療院が殆どだと思いますが
何らかの規制や基準を厳しくする必要が不可欠だと感じます。
以前、自賠責保険の患者さんを紹介するという業者から、営業の電話がありました。
もちろん断りましたが、儲け話にはそんな甘い話もあるのかなと実感致しました。
自賠責保険は一人一人が払った保険料により運営され
それらの多くの人が恩恵を受けられる為の制度です。
診療費が増加すれば負担額も上がっていきます・・
事故に遭い治療を受ける側、治療する側の両者が正しく
自賠責保険を取り扱いたいものです。